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季節を感じる言葉
☆季節を感じる言葉☆
煙草の花
煙草にも花が咲くのです。
植物ですから。ナス科に属します。
花は直径2cm前後で、色は黄色に近いピンク色。
ただ、受粉するとそちらに栄養が取られるので、咲き始めるとすぐに摘み取られてしまいますので花盛りという光景は見ることが出来ません。
葉タバコ農家の人たちは一所懸命、花をもいでしまいます。
これを「芯止め」と言うそうです。
香りも素敵で、バーレー種はチョコレート、黄色種は甘ったるい香りがします。
もともと亜熱帯の植物ですので、日本では黄色種が多く、ちょっと寒い東北の方はバーレー種が植えられています。
黄色種は火力乾燥で葉が黄色くなった状態で保存されます。
バーレー種は空気乾燥でチョコレート色にします。
煙草の味や香りは黄色種が主体になります。
一方、香料を吸着するのに優れているのがバーレー種で、これに含ませる香りにより煙草のブランドが変わって来ます。
煙草の栽培農家はJTと契約したものにだけ許され、またJTは収穫した葉の全量を買い取る義務を負っています。
禁煙活動が盛んになっているので年々減反の憂き目に遭っています。
またJTの購入単価も下降気味にあります。
葉が付く箇所によってニコチン含有量が異なり上葉・本葉・合葉・中葉・下葉の順で上葉は下葉の六倍のニコチンがあります。
五月末頃から咲き始めるのですが、俳句では八月の季題となっています。
煙草農業はニコチンを吸うため人体に有害であり、特異体臭や呼吸困難などの被害が報告されています。
日本では煙を吸うのが一般的ですが、噛み煙草は最も歴史が古く、口の中で噛む方法です。
この場合は唾液にニコチンが溶けだすので、唾は呑み込まずに吐きます。
西部劇などによく出てくるタンツボはこの仕草の為です。
嗅ぎ煙草は親指の付け根にタバコを置いてその香りを吸引するものです。
野球選手がグランドに唾を吐く光景をよく見ます。
アメリカの大リーガー達は煙を吸引することによる肺活量の低下がないことから噛み煙草を愛用しています。
今はこの噛み煙草愛用者は減っているようですが、日本に来ている外国人選手がよくグランドに唾を吐くのは、この風習がアメリカでは日常的だからです。
煙草の花改札口に子供の瞳 櫻井博道
(櫻井博道:自然なことばで真髄をつく句風。60歳で早世)
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