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麦湯。麦茶とも言います。概ね関東が「麦湯」関西が「麦茶」。

 そして関東が六条大麦、関西はは裸麦を使うようです。


 私は昔、捕虫網をもってトンボやセミを追いかけ、お昼に家へ帰ってくると

 バケツの中に氷と一緒に冷やしてある麦茶を飲んだ思い出を強烈に覚えて

 います。バケツに氷と一緒に入っているのは、その頃はまだ大きな冷蔵庫が

 珍しかった時代であり、もちろんバケツにそのまま麦湯が入っているわけでなく

 アルミか何かの容器に入れた上でバケツで冷やされていたのです。

 砂糖が入っていました。

 当時は砂糖なしの飲み物なんか受け付けませんでしたが、最近は砂糖の

 無いものの方が好きです。。。歳か・・・

 しかし、地方によっては塩を入れて飲むそうです。

 ワタシニハデキナイ・・・

 麦茶といっても茶葉は使わず、そのためカフェインが含まれていないので

 子供の飲み物として適しています。


 麦湯の歴史は古く、平安時代から貴族の間で飲まれていました。

 麦湯の原料である大麦の収穫時期が初夏のため、夏が美味しい飲物です。

 江戸時代になると麦湯を専門に売る屋台が出現したそうです。


 麦湯は血液をサラサラにする効果があります。

 大麦を焙煎することで発生するピラジンという成分がその役割を果たします

 それで夏バテにも効くんですね。

 胃粘膜を保護する成分もあって、たくさん飲んでも胃を壊しにくいことから

 麦湯ダイエットをやっている人もいます。

 量を飲んで食欲を抑えるんですね。一日2リットル以上飲むそうです。

 コツはこまめに飲むこと。一回当たりコップ半杯程度です。

 また食物繊維も多く便秘解消にもなるという優れものです。

 ただ、気をつけないといけないのは、でんぷん質が多いので腐りやすいこと

 一日以上経ったものは飲むのはやめておきましょう。

 また、出がらしは植物の養分になる、環境にやさしいリサイクル食品です。



  どちらかと言えば麦茶の有り難く  稲畑汀子


 (稲畑汀子:高浜虚子の孫、父は高浜年尾。ホトトギス主宰、日本伝統俳句協会
  会長。平成12年、芦屋に虚子記念文学館を設立した)

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